【TOPICS】『枕草子』の時代に散りばめられた『映画』の可能性-ないじぇるクリエイティブ会議動画 配信中!
January 19, 2023
ないじぇるクリエイティブ会議 -古典のミライにアイデアを!
『枕草子』の時代に散りばめられた『映画』の可能性
「古典文学」──長い年月を経ても、価値を持ったゆるぎないもの。
この言葉を耳にしただけで、なんだか敬して遠ざけたくなるような気になりませんか?
もちろん、『源氏物語』『古今和歌集』などは「古典」を支える屋台骨。でも、それらは一部の特権階級の独占物ではないはず。一度そうした大古典としてのヨロイを脱ぎ捨て、もう少し敷居を低く(バリアフリー化)できないものでしょうか。
一方、その大古典の頂(いただき)の裾野には、「小古典」が星の数ほど広がっています。いまの目から見るとかえって新鮮な、そうした普段着のような「古典」にはどこにいけば出会えるのでしょう。
この10年ほどの間に急速に拡大した膨大な古典のデジタル画像を前に、研究者もいわばコンシェルジュのような役割が求められています。
そんな中、他分野の人たちとも手を携えて、ともすれば力みがちな「古典」をめぐるあれこれに、少しだけ肩の力を抜いてアプローチし、それを新たな発見の呼び水とする様々な実践が行われています。
「ないじぇる芸術共創ラボ」(略称:ないじぇる)は、このような思いのもと、国文学研究資料館(NIJL)で立ち上げられた斬新なプログラムです。このラボでは、さまざまな分野で活躍するクリエーターたちと研究者が、ともに古典籍の魅力を探求してきました。その過程で培った経験と成果をここで思いっきり開放し、参加者のみなさんと一緒に古典のミライをつくるヒントをさがす、それがこのオンライン会議です!
引用サイト
ないじぇるの活動・イベントより
【開催日程】
日時:12月18日(日)13:00~16:00 (12:50開室)(JST)
場所:Zoomウェビナー及びYouTubeライブ配信
参加費:無料
申込み方法:事前登録
【プログラム】
13:00~14:20
第一部 アートと翻訳で探索した古典の可能性
<<プレゼンター>>
◇小山順子(京都女子大学教授)
創作と研究の架橋ーないじぇる芸術共創ラボの始発から今までを振り返るー
◇染谷聡(漆芸家、国文学研究資料館 アーティスト・イン・レジデンス)
風景の宛先
◇谷原菜摘子(画家、国文学研究資料館 アーティスト・イン・レジデンス)
接続される物語
◇片渕須直(アニメーション映画監督、国文学研究資料館 アーティスト・イン・レジデンス)
『枕草子』の時代に散りばめられた『映画』の可能性
◇毛丹青(翻訳家、国文学研究資料館 トランスレーター・イン・レジデンス)
翻訳に見えるもの、見えないもの
14:20~14:30
―休憩―
14:30~15:30
第二部 クリエーターと研究者に聞く:新たな地平をひらくために
<<コメンテーター>>
◇山中悠希 (東洋大学准教授)
◇齋藤真麻理 (国文学研究資料館教授)
モデレーター:木越俊介(国文学研究資料館准教授)
15:30~16:00
第三部 あなたのアイデアを大募集
総合司会:黄昱(国文学研究資料館特任助教、古典インタプリタ)