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【EVENT】終戦80年 片渕須直監督作品『この世界の片隅に』8月再上映&新ビジュアル解禁

June 01, 2025

こうの史代による同名漫画を原作に、片渕須直が監督・脚本を手がけた長編アニメーション映画『この世界の片隅に』(2016年公開)が、終戦80年を迎える今年、2025年8月1日(金)より全国にて期間限定で再上映されることが決定。
 

 
今回ポスターやチラシなどで使われたビジュアルは、、昭和20年8月――主人公・すずが運命の瞬間を迎える、物語の中でも特別な一場面を切り取ったもので、片渕さんと浦谷さんが手掛けた描き下ろしとなります。大切なものを失ったすず。その頭にそっと添えられた優しい手が、胸に深い余韻を残します。すずは、なにを思いなにを見つめているのか。見る者の心にそっと問いかけてくる、印象的な一枚です。
 

 
また、片渕須直、こうの史代、主人公すずの声を演じた俳優・アーティスト・のんからもコメントが到着しました。
 
◎主人公すずの声:のん
『この世界の片隅に』で北条すずさんの声を演じました。のんです。
すずさんは、絵を描きます。美味しいご飯を食べます。家の仕事をしたり、家族で出かけたり、デートしたりします。日々を過ごしていく中で、現代の日本との違いが浮かび上がってくる。そして、見ていくうちになんでもない日常の幸せに心が溶けていくような心地になりました。毎日が愛おしくなります。
この作品をまだ観たことのない方も観たことのある方もぜひ、劇場のスクリーンで観てみてください。
 
◎原作:こうの史代
描いた時は、細くとも永く親しんでもらえるといいな、と思っていました。
映画に関わる皆様が強く育て、高く羽ばたかせてくれました。
今はただ頼もしく、誇らしく見守るばかりです。
感謝でいっぱいです!
 
◎監督・脚本:片渕須直
戦時中という時代の中に生きた人々を理解したくてこの作品を作りました。あの日々から80年。そこから地続きに連なる世界に私たちも生きています。すずさんも100歳になって、どこかで暮らしつづけているのかもしれません。 この映画が最初に公開されてから9年。世界は戦争から逃れられないでいます。 すずさんがそこで暮らしていたささやかな世界の片隅を、そのかけがえなさの意味を、もう一度感じてみたいと思います。
 
■劇場情報
https://www.eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=548
 
■ムビチケ前売券発売中
https://ticket.moviewalker.jp/film/A00233?from=official